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要望を仕様に翻訳する

この章でわかること: 「いい感じにして」のような曖昧な要望を、AIに伝わる具体的な 指示へ翻訳する手順。ここがVibeCoding提案の腕の見せどころです。

顧客の言葉は、たいてい抽象的

Section titled “顧客の言葉は、たいてい抽象的”

「ぱっと見やすく」「今っぽく」「うちの業界っぽい感じ」——これらは気持ちであって 仕様ではありません。そのままAIに渡しても、狙いはずれます。翻訳が必要です。

  1. 具体化する質問をする

    気持ちを事実に変えます。 「見やすく」→「誰が・何を・どの順で見ますか?」 「今っぽく」→「参考にしている例はありますか?」

  2. まず見せる範囲(MVP)を決める

    全部を一度に作りません。「最初の商談で一番見たい1〜2画面はどれか」を選びます。 ここで欲張らないことが、速さの秘訣です。

  3. AIへの指示文に変換する

    集めた事実を、目的・対象・項目・制約の形で1つの指示にまとめます。

違いは、対象・項目・完了時の動き・制約がはっきりしている点です。

最初の指示が完璧でなくてもOK。出てきた画面を見て「人数は最大何人?」「キャンセルは?」 と動かしながら埋めていくと、それがそのまま仕様の合意になります。

VibeCodingの成果物の質は、指示の具体度でほぼ決まります。翻訳のうまさが、 そのまま提案の説得力になります。指示の出し方の基本は 良い指示の出し方も参照してください。